2011.7.21
次期医療法改正で都道府県の医療計画に精神疾患が追加
厚生労働省の社会保障審議会医療部会において従来までの「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」の4疾病に加えて「精神疾患」を今後の都道府県単位の医療計画に盛り込む発表をしました。これにより次期医療法改正において行政機関レベルの「精神疾患に対する医療計画」が策定されるため、地域レベルでの精神疾患に対する医療機能目標が提示されて、精神科医療の機能分化や連携体制や充実発展が期待されます。今後具体的な努力目標が検討協議されていくと思いますが、特に地域におけるうつ病対策が実施された場合、結果的に就労者のうつ病の予防や治療推進や連携体制の確立が進み、就労者のうつ病罹患者や休職者が減少していくのでこの点に期待したいと思います。