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2013.2.8

パニック障害、きちんと治療してますか?

時と場所を選ばず動悸や不安の発作を起こす「パニック障害」から、満員電車や狭い会議室等の苦手な閉鎖空間に限定して動悸や不安の発作を起こす「パニック障害を伴う広場恐怖症」、また嘔気や身体愁訴が中心の不安発作「身体表現性障害」や下痢などの腸症状が中心の「過敏性腸症候群」等もあり、最初に診断を確定し、それに応じた治療計画をひとりひとり立てていかないと治療は難航しがちです。薬物療法も「根治療法」と「対症療法」に大別されて、患者さんに治療内容をよく理解してもらった上で慎重に選択していくことになります。「また発作が起こったらどうしよう・・・」という「予期不安」に対しては「行動療法」を日常生活の中で自分で日々実践することが重要で、この指導を短時間の外来時間内で実施していくのか、個人の特性に「認知のゆがみ」があったり「性格上あるいはトラウマ的に不安恐怖が強い」場合は、「認知療法」や「心理カウンセリング」を別途併行する必要性も出てきます。いずれにしても患者さんご自身が確かな知識を持ってどのように病気と向き合っていくのかが大事だと思います。

メンタルヘルス田井クリニック 田井 良輔    http://www.taiclinic.com

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